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常勝・磐田・没落3

監督が交代しての初ゲーム。
鈴木新監督が施したのは、「原点回帰」であった。
02年シーズンに完全優勝を果たした時の、レギュラーメンバー11人中9人を起用し、リスタートを切るハズであった。

しかし、そこには大きな落とし穴が・・・
さて、何度かこのブログでも述べているが、今の磐田の問題は、DFラインとGKのいわゆる守備陣にある。
今回の原点回帰にしても、守備陣には大きなテコ入れがなかった。

まず先に述べておこう。河村の先発起用には、大賛成である。ポジション的には、本来のボランチでなく、右サイドでの起用であったが、彼のポテンシャルの高さを考えれば、右サイドでも十分な働きができる。
この起用は、前半的中する。
11試合連続の先制点を許すが、前半のうちに逆転し(逆転ゴールのPKは何とかならんのか・・・藤田はど真ん中蹴るし、それをこぼす元日本代表GKも・・・)
前半を4-1の大量リードで折り返す。

サッカーには、こんな格言がある。「2点差が一番難しい」。
1-0だと緊迫した展開であるが、2-0だと、守りきるのか攻めきるのか迷いが生じる。
だが、サッカーでは、3点差を逆転するのは、非常に難しい。
しかし、磐田を3点差を簡単に0にされてしまった。

たしかに、鹿島の鈴木隆行は、今や日本を代表するFWである。その意気込みは、評価に値する(代表でやってる時はね)。
その鈴木にハットトリックを許してしまっては、ダメである。

再び磐田の守備陣に話を戻す。
以前のブログで述べた、GK佐藤の悪癖であるが、この試合でも見られた。
CKを、ニアサイドに飛んだ金古に、「ニアサイド」を破られるのである。
本来であれば、あそこに飛ばれたら、「ニアサイド」しか有り得ないのである。(逆にあのコースに入った金古が、ファーサイドに流せたら、それは金古を誉めるべきである)
それを、予測できなかったのか、はたまた金古が一度そらすと思ったのか。
あの低い弾道のCKを、逆サイドにヘッドで流すなんて、有り得ないだろ。しかも、DFが背後にはいるんだから。
つまり、ニアを狙ってくるしか、選択肢はないのである。
それと飛んだのが、金古だったことにも注目すべき。
金古はファーサイドで構えるヘディングよりも、ニアサイドに飛び込むヘディングが得意なのである。

守備も相変わらずのダメっぷりである。
かつて、田中誠が、「もう3バックでカバーするのは難しい時に来ている」と発言していたのを思い出す。
選手自身も感じている、ピークを過ぎた感触。
DFラインのメンバーに、能力の限界がきている。それをカバーすることができる人材が、河村なのである。
河村がボランチに入ることにより、運動量が極端に落ちた服部をストッパーに回すことができ、かつ、河村もストッパーとしてもできるので、守備が安定していく。

現時点でのベストメンバー。

GK松井(U-19日本代表)
『新生・ジュビロ』守備陣の、大黒柱になるのは、U-19日本代表の松井。
安定感と堅実なキャッチングが特徴。

左CB・鈴木秀(元日本代表)
元スピードスター。コンディションが良ければやる気はあるらしい。

リベロ・福西(日本代表)
ボランチとしての守備は雑だが、跳ね返す能力はあると思う。動き回ることも少ないので、リベロにしてタイミング良く上がるのを覚えれば・・・って一回リベロコンバート失敗してんだけどw

右CB・河村(元リーベル)
山西よりも高さも守備力もあるし、いきなり全てを若手に切り替えるのも考え物だし。そのポテンシャルの高さを、そろそろ実証したいところ。

レジスタ・名波(元日本代表)
トップ下や、2.5列目では、スピードが無さ過ぎて、もはや無理。ボランチ(レジスタ)として、マークがつきづらいところで、パスセンスのみを発揮すればよろしい。

ボランチ・菊地(アテネ五輪代表)
今までなんで、こいつが欧州からオファーがあったのか不思議だったが、ボランチで起用されたのを見て、実力の片鱗(ロングボール)を見せてもらったので、ボランチがよろしいかと。

左アウトサイド・藤田
今まで正直言って、名波の影に隠れていたところがあると思う。今度は自分が引っ張っていくつもりでやってほしい。だがそろそろ休養させたいな。オランダでの輝きを取り戻せ。

右アウトサイド・カレン
『新生・ジュビロ』の攻撃陣の大黒柱は、本来はFW登録ながら、そのスピード、ドリブル、クロスを活かすために、アウトサイドに張ってもらう。

トップ下・前田
現時点でのベストメンバーという条件をつければ、トップ下はこの人しか居なくなる。もちろんココに移籍で選手を獲得し、本来のFWでプレーさせるのがベストであることには、違いない。

FW・グラウ
PA内での勝負強さが影を潜めているのは、ゴール前で勝負ができないせいもあるが、もう少し張ってもよいかな。

FW・西野
カレンからのクロスを活かす高さを持つ唯一の選手。ホットラインと呼べるまでに鍛え上げろ。


そして、やはり補強である。
U-19の日本代表として、カレンが抜けただけで、戦力に迫力がなくなってしまう。
横浜FMが強くなったのは、悪い意味で「ターンオーバー」ができたことにより、ケガをしたレギュラーに代わり、若手が出場機会を得て、成長に繋がり、ベテランはそれに対し危機感を持ち、相乗効果を生んだ。
もちろん、選手に「ケガをしろ」なんて言うバカはいない。だったら、それ以外にある方法を選択するしかない。
即戦力になりうる若手を移籍で獲得するか、現行の若手にバトンタッチするか。

個人的には、日本復帰が濃厚である、高原はいらない。なぜならば、彼は磐田に多大なる貢献を果たしたが、『新生・ジュビロ』のFWは前田が軸である。
まぁ、このメンバー見てると、ロベルト本郷の名台詞。
「本当はこのチームに翼(トップ下)が入ることが理想だった。」が思い出される・・・
世界中見ても、今、翼に勝てるのは、ブラジルのカカ(ACミラン)か、小野伸二(フェイエ)しか居ないんだけど・・・。

ジュビロ磐田の『連敗記録』は、5連敗/引分1挟(99-2nd第7節~第11節)である。
今シーズン続いてる連敗は、「3」である。まさかとは思うが、現実味を帯びてきた・・・・。

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