日本の対策の甘さ@U-19
U-19アジアユース選手権が開幕した。
日本は初戦で、ネパールを3-0でやぶり、グループリーグ突破へ前進した。
日本はエース平山(筑波大)や、高校選手権で活躍した、カレン(磐田)、増島(FC東京)、中村北斗(福岡)、兵藤(早稲田大)など、『第2黄金世代』と呼ばれるほど、メンバーが充実している。
監督は、なぜか2期目の大熊監督(元FC東京監督)。
さて、先に述べたように、日本はネパールに勝利し、平山もゴールを決めて、理想的な発進をしたようにか見える。
だが、相手を「格下」と、あまりにも見下した采配に納得がいかない。
A代表の目安となるFIFAランクでは、ネパールは175位。対して日本は、(なぜか)18位。
もちろん、「絶対に負けてはいけない相手」であるのは間違いない。
一方で勘違いしてはいけないのは、相手はA代表ではなく、U-19のチームであることだ。
U-17が敗退した、原因にも繋がるのだが、「相手はA代表ではない」ということ。
アジア、特に韓国や中国、サウジなどの、かつての列強国と呼ばれた国以外に対する分析が、あまりにも甘いんではないか。
たしかに、U-19くらいになると、日本の場合は、ほとんどが「契約上プロ選手」だが、それ以下の世代になると、ユース出身者はいるが、プロと呼べるには程遠い、普通の高校生などである。普通の高校生同士となれば、それほど差がないということ。
それなのに、グループリーグや1次予選を軽視しているような気がする。
選手たちは口々に、「準々決勝が山場」と言う。もちろん、そこが大事ではあるが、そこに至るべき経緯も大事であることを忘れてはいけない。
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