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オシムで大丈夫か?という疑問

昨日のガーナ戦を見て、やはり限界を感じずにはいられなかった。
日本代表は、2001~2002年をピークに降下の一途を辿っていた。
例えばW杯日韓大会の時のチームを「100」とする、その後除々に降下していき、ドイツ大会のやや前、特にアメリカ遠征の前後に、ついに遺産を全て使い果たし、オシム就任前には「-50」まで落ち込んだ。
現在オシムは、そのマイナス分を取り戻そうと、必死に試行錯誤を繰り返している。

その中で、オシムが最も手っ取り早いと思った方法の一つが、「代表の一極化」。
つまりは、同じクラブの選手を多数呼び、代表としての連携力というハンデを、極力抑えることにオシムは道を選んだ。
ジーコの場合は、「欧州組」と呼ばれる、ヨーロッパのチームに在籍する選手を呼び戻すことにより、個の力をUPさせることで、解決を試みた。
トルシエの場合は、「トルシエチルドレン」とまで呼ばれるほどに、下年代の代表から育て上げ、「フラット3」という戦術を浸透させていった。

しかし、最も効率がよく最も効果的であったのは、やはりトルシエのやり方である。
現在、オシムのもとで、反町U-23代表監督がオシムの考えを浸透させようとしているが、実際のところ、ただの「セレクター」になってしまっており、合宿でも自分の色、もしくはオシム色を出せてはいない(練習方法自体はオシム流のようであるが)

結局のところ、オシムのサッカーというのは、運動量だけを要求され、ゴールへの工程を要求されていない。これはジーコのやり方と中身は一緒で、「ボールを前に行かせる」ことに終始し、ゴールというものは生まれてこないジーコジャパンはトルシエジャパンより「得点力が上がった」という見方は正しくない。弱い国とばかり対戦し大量得点ばかりをあげているだけであるからである。
以前にも述べたが、オシムの要求するサッカーは、「韓国の伝統的なサッカー」に近いと思っている。運動量を要求され、守備はマンツーマンで対応。攻撃は中央にポストマンを置き、その周りにスピードタイプとストライカータイプを、フラットに並べるよりも、大きな三角形(シャドーに近い)を描くシステム。

さてそれでは欧州組を呼んだ場合、飛躍的にチーム力が上がるだろうか?答えは前任のジーコの時と同じで、「NO」である。
松井大輔、中田浩二、稲本潤一など欧州でレギュラーを獲得している選手たち。彼らが入ることで軸が通るのは間違いないが、ドイツ大会の戦犯である中村俊輔、高原直泰など使いづらい選手をどう扱うのか。

オシムジャパンの弱点は明確で、「マンツーマンDFの限界」、「ボランチのボール奪取能力」、「FWのゴールへの意欲の欠如」に尽きる。
マンツーマンDFについて、最も単純な守備方法であるが、身体能力で劣る日本人には厳しい面がある。それをカバーしたのが、トルシエの「フラット3」という考え方。マンツーマンは激しい接触を伴うが、ラインDFは守備の中で唯一、体を接触させないで(オフサイドで)ボールを取ることができる。
ボランチのボール奪取能力については、現状でオシムがCBを呼びたがらないという面が大きい。鈴木啓太だけでは、カバーしきれない面があるため、今野や遠藤を相方に置くべきである。ちなみに阿部のリベロには賛成である。阿部=リベロ、今野、遠藤=ボランチに適性がある。中村憲剛、長谷部には残念ながらこの能力はない。
FWのゴールへの意欲の欠如。これはもう「牙のない虎」状態ですよ。貪欲さがなくなった巻は一度外すべき。

結論としてオシムに結果を求めるのは時期尚早だが、ノルマは課すべきであり、そのノルマとして来年のアジアカップ本大会が一つの目安になる。ノルマ=優勝ではなく、チームとしてオシムカラーを出せるかどうか。

現時点でオシムカラーを出しつつ欧州組を含めた布陣にすると
GK:川口(西川)
DF:今野(水本)、闘莉王(阿部)、中田浩
MF:鈴木啓、稲本、駒野(田中隼)、松井、羽生(佐藤勇)
FW:巻(我那覇)、佐藤寿(田中達)

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» オシムのキモチ [中学受験はキビシイ!]
試合は、やはりガーナ選手のフィジカル面での強さは際立っていましたね。ジャパンもパス回しや・・・ [続きを読む]

受信: 2006.10.05 16:28

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